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朝日新聞(2005/5/18)朝刊
私が描いた靴の絵画と、その絵を元に横山直人氏が製作した靴が、朝日新聞に掲載されました。
[写真左/大嶋信之(私) 右/横山直人氏]
”全国の若手職人らが次世代作品を展示”
靴と融合 アートや科学
全国で活躍する若手靴職人やデザイナーたちが手がけた商品を披露する展示会が17日、都立産業貿易センター台東館(台東区花川戸2丁目)で始まった。鮮やかなエメナルドグリーンと赤で配色した紳士靴、体へのやさしさを追求した婦人靴など、ユニークな品が並んでいる。18日まで。
靴の見本市「東京シューフェア」の一環で開かれ、「J-SHOES NEXT」と銘打った。20〜30代を中心に靴作りの職人やデザイナー19組が出展し、商品点数はざっと100点にのぼる。
「リーガル」の注文靴を作っているマスターアーティザンの横山直人さん(26)=江東区=が出展したなかで目を引くのは、先端が深い赤、ほかの部分はエメナルドグリーンから深緑に徐々に変化する色鮮やかな紳士靴。元になったのは、靴販売業の大嶋信之さん(27)=豊島区=が描いたアクリル画だ。絵画が趣味の大嶋さんに会場を飾る絵画制作の依頼が舞い込み、2ヶ月ほど前に描いた。「空や海、草など自然をイメージした」。以前から知り合いの横山さんがコラボレーション(共同作業)することになり、木型を作って再現した。奇抜なデザインだけに革をどう組み合わせればいいかが難題だった。「すごく感動した。絶対に無理だと思っていたのに」と大嶋さん。横山さんは「絵の良さを引き出しながら、履き心地にこだわって自分なりに作り込んだ」と言う。
メーカー勤務の傍ら、1年前にブランドを興した引田裕子さん(26)=大阪市=は婦人靴16点を出品した。「ひと癖ある靴」がコンセプト。甲の部分にチョウが飛んでいたり、金具がたくさんついていたり、華やかだ。大卒後、国内とイタリア・ミラノの靴デザイン学校で学んだ経験を持つ。ほかにもフットケアを学び体へのやさしさを追求した靴や品質にこだわった靴などがブースを埋める。5年ほど前まで出展者が10人前後だったが、00年ごろから若者の職人志向が強まり、その数は増えてきたという。
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